2016-10-19
おこんばんは、けみまろです

タイトルのプレリュード、現在はモデルが消滅してしまっているのですが
以前ホンダで大人気となったスペシャリティクーペでした
特に87年~91年に生産された3代目となるモデルは非常に人気モデルとなり
リトラクタブルライトなども採用していたこともあるせいかうちら世代の
垂涎の的となっておりましたw

さて、この3代目プレリュードには
4WS(4-wheel-steering、4輪操舵)システムが採用されておりました
普通はステアリング操作に対し前輪を操舵し進行方向を決めるのですが
(乗用車以外ですとフォークリフトなどは後輪操舵が多いです)
より俊敏な操舵を追求し、当時4WSが開発されていました

同じころ日産でもHICASと呼ばれる4輪操舵システムが出ていたのですが
日産のそれは電子制御式で、後輪は最大1度の舵角でしかなかったのに対し
プレリュードのそれは機械式で、舵角が小さいときは同位相(前輪と同じ方向)に曲がり
舵角が大きくなると逆位相(前輪と反対の方向)に曲がるというシステムでした

これは高速道路等において進行方向は同じレーンチェンジなどを行う場合は
舵角が小さいため車全体を同方向に動かす制御で安定を増すようにし
交差点等低速度で車の向きを変えるような場合においては逆位相で
旋回力を高めるのを目的としていたようです

日産のHICASは最大舵角が1度なので意識しなければ殆ど気にならなかったようですが
プレリュードのそれは低舵角の際はともかく、大舵角の場合は
見た目にはっきり後輪が動いているのがわかり(すいません何度動くのかまでは知りません)
ちょっとかなり奇妙な感覚だったのを覚えています

所有こそしておりませんでしたが一度運転はしてみたことがあるのですが
な~んかお尻がむずむずするような感じがして
しらたまこにはどうも馴染めませんでした
4代目からは制御が機械式から電子制御式に変わったようなのですが
こちらは乗る機会がなかったのでどんな感じだったのかはわかんないです(汗)

現在でも一部車種において4WSは採用されておりますが
機械式のものはほとんどないみたいですね(しらたまこの知る限りでは全部電子制御です)

現在は4輪操舵よりも、左右の駆動トルクを可変させて曲げるという方向になってるようで
4WSがどういう道を辿るのかは未知数ですが
今後も様々な技術が採用されていくのでしょうね、ちょっと楽しみです