2016-10-15 (3)
おこんばんは、シラタマコです

現在例の燃費偽装問題でいろいろ大変そうな三菱自動車ですが
その三菱から発売されていたスポーツセダンの一つとして
ランサーGSR/RSエボリューションがありました
(GSRは装備が豪華で、RSは競技ベース車のため装備は簡略化されてました)
通称ランエボと呼ばれるこの車は、4代目ランサーでラインナップされた
GSRグレードの上位車種として登場し、初代の通称「エボ1」においても
最高出力250馬力、最終型のエボ10においては300馬力を誇るに至りました

ランエボ登場当時は三菱は世界ラリー選手権(WRC)の参加真っ只中で
そのラリーシーンに勝つべくホモロゲーションモデルとして登場したのが
このランエボでした
当時はスバルのインプレッサ
トヨタのセリカなどと熾烈な争いを繰り広げており
(スバルはインプレッサWRX STiが
    セリカはGT-FOURが直接のライバルでした)
ラリーシーンでも市販車の販売においても互角の争いをしておりました
ただ、ランエボやインプレッサは4WDのターボセダンで
ラリーマシンのベース車という意味では同じですが
性格は結構違っていたと聞いています(しらたまこは乗ったことないもんで・・(汗))

インプレッサはハイテク装備等はあまり用いず、ドライバーの腕に任せる的な
要素が強かったようですが、一方のランエボはシリーズを重ねるごとに
様々なハイテクデバイスを搭載し、特に当時強かった4WD車のクセを
(アンダーステアが出やすく曲がりづらい、等)
AYC(アクティブヨーコントロール)等のハイテクデバイスでサポートするという
性格付けがされていました
これはもうどちらが優れているというよりも、好みの問題によるものでしょう
いずれの車も人気となり、今なお乗られております

近年のランサーはこのランエボの愛称で親しまれておりましたが
やはり昭和世代のおっさんですと、ランエボもそうですが
ランタボのほうにグッとくるのではないでしょうか?

ランタボは初代ランエボの2代前、2代目ランサーから登場した
ターボエンジン搭載のモデルで、81年より発売されました
ランサー1800ターボと名付けられたため、通称ランタボの愛称で親しまれ
非常に直線的でゴツゴツとした武骨なデザインも人気の一つだったんじゃないかと思います
また、ランエボは4WDでしたが、このランタボはFRだったため
トヨタのAE86同様に走り屋からも非常に人気の高い車でした

また、ランタボもランエボ同様WRCに参戦しており
このランタボもそこそこの活躍を見せていたようです
(ランエボのようにはいかなかったみたいですが)

現在ではスバルも三菱もWRC活動は行っておらず
両メーカーともラリーに直結するイメージの車というのがなくなってしまいましたが
(WRC自体が最近は小型車化してきてるようですしね~)
昭和のおっさんとしてはまたハイパワーのとんがった4WDの登場に期待したいものです
(や、スバルでWRX STi(車名)が出てますけどね~)