2016-10-11 (2)
おこんばんは、しらたまりこです

今回もゲームの話ですが、先日よりはちょっと新しめの内容です。

以前NEC-HEより発売され、大ヒットとなったゲーム機のPC-ENGINE
それのオプション機器であるCDドライブ、CD-ROM2(シーディロムロム)
専用ソフトとして発売されたカーレースゲームの
ZERO4(ゼロヨン)チャンプです

タイトル通りゼロヨンを題材としたゲームで、特筆すべきは
カーレースゲームなのにステアリング操作がありません!
ゼロヨンは静止状態から400mを何秒で走り切るかというレースで
実際に行われているのもご存知の方は多いと思います

実際の走行においては直線とはいえ、微妙なステアリング操作は必要ですが
本ゲームにおいてはそこはバッサリと切り捨て、本来ステアリング操作を行っていた
十字キーについては、ギアチェンジ操作となっておりました
左上にキーを入れると1速、左下で2速、真上で3速と
丁度MT車のギア操作を模した操作形態になっており、カーマニアは喜んだものです

また当時としては珍しく、視点が車内視点になっており
実車の車のインパネ周りを当時のグラフィックでかなり見事に再現してました

本作品は実在の様々な車が収録されており
当時主流だったスポーツタイプの車は余すところなく収録されていたと記憶しています

さて、今回のタイトルの「いすゞCOMO」
いすゞは今でこそトラックメーカー専業となっておりますが
当時は乗用車にも力を入れており、ジェミニやピアッツァ、117クーペ等の
数々の名車も世に送り出しておりました

今回のCOMOですが、おりしもバブル絶頂期の頃でしたので
いすゞはコンセプトカーとして、自社製F1用V12エンジンを作成し
それを搭載したスポーツピックアップがこのCOMOでした
コンセプトなので実際にこのコンセプトカーは発売こそされませんでしたが
当時のいすゞの技術力を示し、またピックアップ形状にしたことにより
いすゞ「らしさ」も表現していたのではないでしょうか?

ちなみにコンセプトカーのCOMOはこんな車でした
Isuzu_Como
画像はDISENO-ART.com様より拝借しています

 カッコの是非はここではまぁおいておくとしますが
個人的には結構アリだと思っていますw
まぁ荷台部分にV12エンジンが鎮座しているので
トラックの形状をしているとはいえども実用性は皆無ですが
デザイン的には今でも通用するんじゃないかなとすら思います

ZERO4チャンプにはこのCOMOが収録されており
ゲーム中でもトップクラスの性能(最強だったかも?)を誇りました

ところで、このCOMOは、のちに市販化の道を辿ります
勿論このまま出せるわけではないので、実用的なデザインとして生まれ変わり
市販化されました

それがコチラ(Wikipediaより引用しています)
Tokyogasu-Como
東京ガス緊急車両

どうしてこうなった!

当時のコンセプトの面影は微塵もなく、ごくごく普通の商用ミニバンです
まぁコンセプトと市販車が異なるデザインになるのは珍しくはありませんが
それにしてもこの変貌ぶりには当時眩暈を覚えましたw

他にもいすゞではないですが、トヨタのアヴァロンなんかも物凄い変貌でしたね

モーターショウはとんと行かなくなってしまいましたが
また夢のある車の登場に期待したいものです、もちろんゲームもね!